能登半島地震による液状化の被害が大きい石川県内灘町。町の復興に向けた民間のプロジェクトチームが、活動の本格始動に先立って10日、視察を行いました。
内灘町を拠点に活動する研究団体、「産学研究所」の八十出浩之さんは、4月に、町の再生と住民生活の質の向上を目指すプロジェクト「リメンバーユー」を立ち上げました。

八十出さんや医療分野が専門の東京科学大学・藤田浩二副学長らを中心としたプロジェクトのメンバーは、身体機能を維持するためにあえて段差などを設けるバリアフルな住環境の提案や、食べ物を飲み込む嚥下機能が低下している高齢者でも、食と交流を楽しめる環境づくりなどを目指します。
10日は、プロジェクトの本格始動を前に内灘町に住む辺本良治さんの案内で現地視察を行いました。