6月10日は「時の記念日」です。
宮崎県内各地で時を告げる「鐘」に関する催しが行われました。

このうち、延岡市では、恒例の「城山の鐘まつり」が開かれました。

延岡市の城山の鐘は、明治時代から140年以上にわたって人の手により時を告げ続けています。

10日は、8代目の鐘守をつとめている日高康彦さん、真理子さん夫妻に感謝の気持ちを込めて市民コーラスが合唱したほか、園児たちが「とけいのうた」を披露しました。

(8代目鐘守 日高康彦さん、真理子さん)
「市民の皆さんに鐘の音を、毎日、間違えることなく届けるという気持ちで」

城山の鐘は、毎日、午前6時から午後5時までの1日6回、市民に時を告げています。

一方、日南市の飫肥小学校では、校庭にある鐘つき堂で児童たちが鐘をつく体験をしました。


飫肥小学校にある鐘つき堂は、江戸時代に建てられ飫肥の街に時を知らせる鐘として親しまれています。


10日は、6年生48人が4人一組になって息をあわせて順番に鐘をつきました。

(児童)
「いい音が鳴って楽しかった。(これからは)ちゃんと時間を見ようと思った」
「思ったより大きな音が鳴ってビックリした。しっかり時間を守って生活していきたいと思った」


児童たちは、貴重な体験を通して飫肥の歴史や時の大切さを学んでいました。