去年11月に任期途中で辞任した氷見市の前市長、林正之さんがすい臓がんのため8日夜に亡くなりました。能登半島地震の復旧復興の陣頭指揮にあたった林さんの死に市民からは悲しみと感謝の声が聞かれました。

氷見市によりますと、前市長の林正之さんが、8日午後9時10分にすい臓がんのため亡くなりました。68歳でした。
林さんは富山県土木部長を経て2017年の市長選で初当選。
2期目の去年1月の能登半島地震後には大学時代から県庁時代にかけて長く土木に携わった経験や人脈を生かし、先頭に立って氷見市の復旧復興に尽力しました。
しかし、去年8月ステージ4のすい臓がんを公表。治療に専念するため任期途中の去年11月に市長を辞任しました。
最後の議会では――

林正之前市長(去年9月撮影)
「復旧・復興に向けてまさにオール氷見で心を一つにして一丸となり活力ある氷見を取り戻していただきたいと切に願っております」