RCCスクールの一環で、中高生に平和について考えもらうイベントが広島市の学校で、行われました。歌手のHIPPYさんが参加し、「ほしになった町」の生歌も披露しました。
5日にイベントが開かれたのはHIPPYさんの母校、崇徳中学・高等学校です。全校生徒およそ1400人に3歳のときに被爆した内藤達郎さん(83)が自身の体験を語りました。

内藤さんは、爆心地から4.8キロの自宅にいました。この時は、家族も無事でした。しかし、内藤さんが6歳のとき、母親は原爆症で亡くなりました。その後、福岡県に引っ越しましたが、新たな土地でも原爆での被害を受けることになります
内藤達郎さん
「広島の子、原爆の子ということで差別を受けました」
内藤さんは真剣な目をして聞く生徒たちに平和とは何かを語りかけます。
内藤達郎さん
「朝目覚めた時、今日危険ではないと安心して思えること。自分や自分の愛する人が危険にさらされることのない世界を確信することが平和だと思います」