去年、福島県内で生まれた子どもの数が、9年連続で過去最少を更新したことを受け、内堀知事は「危機的な状況」として、対策に取り組む考えを示しました。

厚生労働省によりますと、去年県内で生まれた子どもの数は8216人と、前の年よりも800人ほど少なくなりました。初めて9000人を下回り、9年連続で過去最少を更新しました。

また、1人の女性が生涯で産む子どもの数を示す合計特殊出生率は1.15で、全国34位となっています。これに対して内堀知事は「危機的な状況」との認識を示し、次のように述べました。

内堀知事「持続可能な福島ならではの県作りに向けて、オール福島で人口減少対策に取り組む」

若年層の県外流出などが出生数の減少の要因とし、県は7月、企業や市町村などと連携して対策チームを設立することにしています。