今年、亡くなって30年になる詩人 永瀬清子さんの作品を朗読する会が岡山市北区で開かれました。

(朗読)
「松籟(しょうらい)のしぶきに青く染みながら人々は皮膚の一部を死につゝあつた」
永瀬清子さんは、1906年、現在の赤磐市に生まれ1995年に亡くなるまで生涯現役の詩人を貫きました。

朗読会では、ハンセン病療養所の入所者との交流から生まれた作品などが紹介され、訪れた人は、偏見や差別意識を持たなかった永瀬さんの人柄を偲びました。
会場には、永瀬さんの次女でエッセイストの井上奈緒さんも姿を見せ、朗読に聞き入っていました。
(永瀬清子さん次女 井上奈緒さん)
「たくさん(聴きに来てくれて)びっくりしました」
「もう感激しています」

朗読会では、今後も季節に応じた作品などをとりあげる予定です。