病との闘い 自身を奮い立たせた“夢”とは
アテネオリンピック開幕を目前に、当時代表監督だった長嶋さんは、脳梗塞で倒れます。
しかし懸命のリハビリを重ね、翌年には、東京ドームに姿を現します。その後も、チームを鼓舞しようと、精力的に宮崎キャンプを訪問。

長嶋さん(2007年)
「絶対勝つ。もう3回言う。勝つ勝つ勝つ」

自分を奮い立たせ、困難なリハビリに挑み続けた長嶋さん。
その理由を2021年のインタビューでこう語っています。
TBSスペシャルキャスター 高橋尚子さん
「あそこまで頑張るのは何が自分を奮い立たせる?どんな思いだった?」
長嶋さん
「一度でいいからオリンピックに出てみたいと」
そして、その思いは2021年の東京五輪の開会式で現実になりました。
昭和から平成、令和と時代と共に人々を勇気づけた長嶋茂雄さん。日本中が愛した永遠のヒーローでした。

長嶋さん(1987年)
「見ているものに感動を与えることが現場の義務であり使命」