長野県内の製造業を応援する産学官の懇話会が長野市で開かれ、人手不足への対応について意見が交わされました。

「ものづくりNAGANO(ながの)応援懇話会」は6日が33回目で、経済団体や行政、教育機関などの関係者が出席しました。

講演した日本銀行松本支店の真川伸樹支店長は、人手不足感は今後も継続が見込まれるとし、企業や地域の垣根を越えた連携も対策の一つと指摘しました。

また、出席者からは技術を持った離職者や退職者が県外へ流出しないよう、人材バンクを設置するなどの取り組みが必要ではないかとの提案もありました。

懇話会では毎年秋に「ものづくり大賞NAGANO」として優れた企業を表彰していて、今年は来月(7月)1日から募集を始め、8月から9月にかけて選考が行われます。