石川・金沢城公園では藩政期の慶事を祝う「盆正月」が再現され、大勢の観光客らでにぎわいました。

加賀百万石「盆正月」は、藩政期に前田家の嫡子誕生や官位昇進などの慶事を城下を挙げて祝った催しで、今年で13回目となります。

会場の金沢城公園三の丸広場には、和菓子作り体験のコーナーなど43のブースが設けられています。

中でも、地震や豪雨で被災した家屋で保管できなくなった着物の帯50本を集めて制作されたオブジェのコーナーでは、鳳凰の翼と龍の蛇腹をイメージした高さ3メートルの着物オブジェに訪れた人たちが興味深く見入っていました。

日本文化振興会・篠原勉理事長インター「復興していただこうということで、『不死鳥』、フェニックスという意味もあるんですけど、鳳龍という名前つけてもらってそういう思いを込めて作っていただいた」

また会場には能登の菓子や海産物などを販売するコーナーも用意され、多くの人たちが商品を買い求めていました。

盆正月は8日まで開かれます。