岡山県倉敷市を舞台に制作された映画「蔵のある街」の試写会がきのう(6日)倉敷市で行われ、地元の観客に初めて公開されました。

約400人の観客を招いて開かれた、映画「蔵のある街」の試写会には、倉敷市出身で映画の監督を務めた平松恵美子さんと、同じく倉敷市出身の俳優・ミズモトカナコさんが登壇しました。

映画は、高校生たちがヤングケアラーの友人を勇気づけるため倉敷の街に花火を打ち上げようと奔走する物語です。

ミズモトさんは、主人公の一人が通う高校の、美術の先生を演じました。故郷での撮影を振り返って…

(北浦朝美役・俳優 ミズモトカナコさん(倉敷市出身))
「地元にこれだけ密着している映画に関われる機会って多分もう無いと思うので、どういうふうに演じていくかを大切に考えました」
また、平松監督は映画をきっかけに倉敷の魅力を全国に広めたいと力を込めました。

(平松恵美子監督(倉敷市出身))
「『蔵のある街』を見てぜひ倉敷に行きたいな、倉敷の人と仲よくなりたいなと思っていただけるように、広げていきたいと思っております」

(試写をみた人)「よかったです。すごく心が温かくなるような」

「感激しました。倉敷の良いところもよく分かったし」

「県外の人にも倉敷ってきれいなところだなと思ってもらえるかなと思います」

映画は来月倉敷市で先行公開され、8月から全国で上映が始まります。