中国の習近平国家主席がチベット仏教の高僧、パンチェン・ラマ11世と会談しました。今年はダライ・ラマ14世の後継者選びが本格化する年とされており、チベット亡命政府側の動きをけん制する狙いがあるものとみられます。
中国国営の新華社通信によりますと、習近平国家主席は6日、北京市内でパンチェン・ラマ11世と会談しました。
習主席は、「チベット仏教の活仏として、民族団結、宗教の調和、チベットの安定と発展にさらに貢献するよう」激励したうえで、「祖国の統一と民族の団結を断固として守るよう希望する」と強調しました。
これに対し、パンチェン・ラマ11世は「習近平氏の教えを心に刻み、中国共産党の指導を堅持し、祖国の統一と民族の団結を断固として守る」と応じました。
チベットをめぐっては今年7月、チベット仏教の最高指導者であるダライ・ラマ14世が90歳を迎え、後継者選びが本格化するとされています。
チベット仏教では、死後に生まれ変わる「転生」の教えに基づき、ダライ・ラマなど活仏の後継者を探す伝統があります。
今回、習主席が会談したパンチェン・ラマ11世はダライ・ラマに次ぐ高僧ですが、中国政府がチベット亡命政府側の意向に反し、擁立した「中国政府の意向にそった」人物です。
チベット亡命政府は、ダライ・ラマ14世の後継者選びにも中国政府が介入するのではと警戒感を示しており、今回の会談は、7月のダライ・ラマ14世の誕生日を前に中国政府とチベット亡命政府側との神経戦が始まったことをうかがわせます。
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