3日の夜に山形県酒田市の市街地にある寺の床下に入り込んだクマは現在も居座り続けています。

きょうも周辺の小学校では保護者や教員が付き添い登下校が行われ、保護者からは心配の声が聞かれました。

市や警察によりますと3日の午後8時ごろ、酒田市若竹町二丁目の法輪寺で、寺の本堂の床下にクマが入り込んだのが確認されました。

酒田市は「クマ出没対策本部」を立ち上げ、クマが逃げないように本堂の床下にバリケードを作るほかクマを捕獲するためのワナを設置し、ワナにはハチミツを置くなどしていますが、きょうまでにクマに動きはなく捕獲には至っていません。

今回クマが出没したのは市街地の中にある寺で、周辺の小学校ではけさも保護者や教員が付き添い登下校が行われたほか外遊びを禁止するなどの措置もとられたということです。

保護者「結構、学校も小学校も沢山あるが、近いところで出るのは心配。子どもは小さいので、出くわした場合どうなるのか大変。心早く捕獲されて、適正に処置してもらいたい」

保護者「家が寺院から近いところにあるので出てきてしまったりとか、夜活動するとも聞くので、寝ている間とかに来られても困るかなと思う。早く捕まって、山に帰って欲しい気持ちが一番」

現在のところ人や建物への被害は確認されておらず、酒田市は捕獲を前提に今後も状況を見守るということです。