山口県岩国市の海上自衛隊岩国航空基地所属の航空機が5日、部品の一部を紛失したことが分かりました。けがなど被害の情報は入っていません。
海上自衛隊岩国航空基地によりますと、部品がなくなったのは航空機UP3Dです。
部品は機体の下部にあるレドームと呼ばれるアンテナを保護するカバーの前方のネジで、直径1.5センチ、長さ3センチ、重さ7.3グラムでステンレス合金製です。
機体は5日午前8時前に岩国基地を離陸し、広島や富山、山形、岩手などの上空を飛行し午後3時に青森県の三沢基地に着陸しました。着陸後の点検で部品がないことに気づいたということです。
岩国と三沢の基地の捜索でも部品は見つかっていません。飛行中に落下した可能性もあるということです。けがなどの被害の情報は入っていません。
航空機が所属する第81航空隊司令の西野太智1等海佐は「厳格な整備・点検を実施し、同種不具合の再発防止に努めて参ります」とコメントしています。