石川県小松市に住む60代の男性が、SNSを通じて儲け話を持ちかけられ、およそ1000万円をだましとられる詐欺の被害に遭いました。

石川県内では、SNS型ロマンス詐欺の被害が相次いでいて、警察が注意を呼びかけています。

警察によりますと2025年4月上旬ごろ、石川県小松市の60代男性がSNSを通じて、女性とやりとりを始めました。

男性は、やりとりの中で女性に好意を抱くようになり、その後、女性からネットショッピングの運営話を持ちかけられました。

女性は、注文された商品の代金を立て替え、客に商品が届くと、仕入れ値に利益が上乗せされた金額がもらえるなどといい、男性は商品の仕入れ代金や保証金名目で14回にわたって、およそ1000万円を指定された口座に振り込みました。

しかし、男性が金を引き出そうと連絡したところ、追加の請求をされたことで不審に思い、弁護士に相談したところ、詐欺の被害が発覚しました。

男性は、一度だけ利益分を含む入金があったことで信用してしまったと話しています。

石川県内では5月末までにも同様の手口で七尾市の50代男性がおよそ2000万円をだまし取られる被害に遭っていて、警察は、知らないアカウントや会ったことがない相手の話を信じないなど注意を呼び掛けています。