日本の宇宙ベンチャー「ispace」が民間では国内初となる月面着陸に午前4時17分、再挑戦しました。しかし、月着陸船との通信が確立できていないことから、その成否については明らかにせず、午前9時から記者会見すると発表しました。

月面着陸への再挑戦をしたのは、日本の宇宙ベンチャー「ispace」です。

ispaceの月着陸船「レジリエンス」を載せたロケットは今年1月、アメリカのケネディ宇宙センターから打ち上げられました。

ispaceによる月面着陸は、おととし4月にも試みられましたが失敗していて、再挑戦となる今回、月着陸船は「再起」や「復活」という意味を込めて「レジリエンス」と名づけられました。

その月面着陸について、ispaceは、これまでに日本時間の6日午前4時17分に着陸予定だと説明していましたが、月着陸船との通信が確立できず、その成否については午前9時に改めて記者会見を行うと発表しました。

民間による月面着陸は去年2月、アメリカの企業が成功していますが、今回、「レジリエンス」が成功すれば「国内の民間企業では初の快挙」となります。

着陸すれば、月着陸船「レジリエンス」から小型の探査車が月面におりて活動し、「レゴリス」と呼ばれる非常に細かな砂を採取してアメリカのNASAに販売する契約を結んでいて、「世界初の月資源の商取引になる」とも説明しています。