サッカーJ3首位のいわきFCは、6日のホームでの試合に勝てばJ2昇格、そして優勝の可能性もあります。
そのカギを握るのが、2人の選手です。首位躍進の立役者となっている“いわきの鉄人”と呼ばれる男と、得点ランクトップタイのストライカーに注目します。
J3首位を走るいわきFC。
31試合を戦い、得点数はリーグトップの66、失点数もリーグ最小の21とJリーグ参入初年度ながら旋風を巻き起こしています。
怒涛の快進撃をみせるチームにいわき市の内田市長は…

内田市長「やはりいわきにとって非常に大事なチームでありますので、仮にスタジアム問題で昇格ができないとか降格してしまうとかにならないように、我々も応援体制をとって盛り上げたいなと思っております」
官民一体となっていわきFCをバックアップする姿勢を表明しました。
早ければ6日のホーム・鹿児島戦に勝利すれば、J2昇格・J3優勝の可能性もあるいわきFC。
そうしたチームの大躍進を支える屋台骨となっているのがいわきの鉄人、キャプテンの山下優人選手です。

Q好きなサッカー選手はいますか?
山下選手
「この間引退してしまった中村俊輔選手なんかは小さい頃からよく見ていましたし、参考にはしていました」
山下選手は中盤のボランチというポジションで攻守に渡りハードワークをみせ、周りの仲間を引き立たせる献身的な黒子のような存在です。
サポーター
「一番応援しているのはキャプテンの山下選手です。縁の下の力持ちと言いますか、いることによって安心する存在ですね」
サポーターからの支持も強く、チームでは唯一、開幕戦からここまで全試合フル出場している鉄人です。
そんなタフな山下選手を形づくったのが強豪・青森山田での高校時代だといいます。
山下選手
「苦しいことから逃げないことなど人間性の部分を山田はすごく重んじているので」
高校時代、山下選手を指導し、2年間、クラスの担任でもあった青森山田高校サッカー部の正木昌宣コーチに当時のことを聞くと。

正木コーチ
「サッカーが大好きで、一人でも朝から黙々とボールを蹴っている印象でしたし、性格的にもあまり表に出るような感じではないですが、内に秘めた闘志というか負けず嫌いさは当時からずっとありましたので、そこらへんは今でも変わってないのかなと思いながら見ています。これからも応援したいと思います」
純粋なサッカー小僧だったという山下選手。
6日の大一番・鹿児島戦に向け内に秘めた闘志を静かに燃やしていました。
山下選手
「トップ下のロメロフランク選手は山田の先輩でもあるので、そこのマッチアップはすごく楽しみにしたいところではあります」
Q勝つ自信はありますか?
「できるだけ勝ちたいなと思います」