福島市には、一風変わったオブジェがあります。アニメ・機動戦士ガンダムを模したその名も「へたれガンダム」です。

通称・へたれガンダム 高さ約2.5m 本物の約1/7

2020年に装備していた武器が盗まれたことをきっかけに全国的に話題となり、当時、見かねたファンから武器が贈られたことで注目を集めました。

あれから2年が経ち、現在「へたれガンダム」はまるで『神様』のように扱われています。

◆2年前、武器の盗難発生 全国から支援の輪

福島市平石区にある高さ約2.5メートル・鉄製のガンダム像。
12年前に市内のアマチュア工芸家が制作・寄贈したものです。

どことなく頼りない印象から「へたれガンダム」の愛称で、長年地域住民に親しまれています。

胸部の噴出口などが再現されている


2020年、「へたれガンダム」が装備していた鉄製の銃〝ビームライフル〟が何者かに盗まれる被害にあいました。

平石区・阿部克己区長(2020年当時)「銃が盗まれてしまったことは非常に残念だと思っている。一日も早く返していただければ。」

しかし、このニュースを見た全国のファンから、丸腰になった「へたれガンダム」に様々な武器が贈られるようになりました。

松井綾乃アナウンサー(2020年当時)「ハイパーバズーカとみられる新しい武器の長さは約1.3メートル。よく見るとペットボトルで作られています。手作り感満載です。」

武器盗難後、全国から手作りの武器が贈られる