足のムレ・ニオイはどう対策?
山形キャスター:
では、どうすれば臭いが気にならないのか、足のムレ・ニオイの対策を見ていきます。

まずは、足のニオイの対策です。
「つま先・かかとを重点的に洗う」のがいいそうです。指先やかかとにニオイが強く出る傾向があるので、優しく丁寧に洗うのがいいということです。
また、「こまめに爪を切る」ことも大切です。爪垢で発生する雑菌を防止することでニオイが防げるそうです。
それから、一日の途中で「濡れたタオルなどで足を拭く」といいそうです。乾いたタオルはNGということですが、なぜ濡れたタオルなのかというと、汗をかくということは、暑い時に「体温を下げる」ためにかいています。
その汗を乾いたタオルで拭きとると、体はまた体温を下げようと汗をよりかいてしまうからです。そのため、濡れたタオルやウェットティッシュなどで足を拭くといいということです。
続いて、靴のニオイ対策です。

M.MOWBRAY靴磨き女子部・大石薫さんによると、まず要注意なのが「大きめの靴」です。靴の中の空気は、歩く際にポンプのように自動で換気されます。大きめの靴を履いてしまうと、空気の循環がうまく行われず、空気が滞留してしまい、それで雑菌が増えやすいということです。
なので、フィットするように「靴ひも」や「中敷き」で調整するのが大事なんだそうです。
また、東海大学理学部の関根嘉香教授によると、「乾燥剤」を使って靴を除湿したり、冬場は使い終わったカイロを入れておくのも、対策としてはいいそうです。
それから、「10円玉」です。銅の抗菌作用が菌の増殖をおさえるので、つま先とかかとの2か所に入れておくと消臭効果が期待できるということです。