山口県防府市の小学校で、提供された給食に金属片とみられる異物が混入していたことがわかりました。
防府市教育委員会学校教育課によりますと4日、華浦小学校で給食の調理員がごはんの入ったケースから金属片のようなものを見つけ、市教育委員会に連絡しました。見つかったのは太さ1ミリ以下、長さ3ミリ程度の針金状のもので、金属製とみられます。ごはんは、おかずとは別に業者が納入したものでした。
華浦小学校を含め同じ業者から納入をうけた9つの小学校でごはんの提供を中止しましたが、すでに食べ終えた児童もいました。食べられなかった児童には緊急用の保存食が提供されたということです。
いまのところ、健康被害を訴える児童はいないということですが、何人が食べたのかは把握できていないということです。市教委では原因がわかるまでの間、同じ業者からのごはんの納入を中止するとしていて、この間は代替食を提供することにしています。
市教委は提供を中止した学校の保護者には、児童が帰宅後に一斉メールで説明したということです。異物混入の原因については、業者で調べているということですが学校教育課の藤井学課長は「業者に迷惑がかかるので、所在地も含め業者については一切答えられない」としています。