これはそもそも本当にカルガモなのか。
水鳥の専門家に見てもらいました。


米子水鳥公園 桐原佳介 統括指導員
「カルガモでいいと思います。とても珍しいと思いますね。学術発表して良い事例だと思います。他の鳥などの天敵からは丸見えなので、なんでこんなところで営巣しようと思ったのか、非常に面白いというか不思議。」


確かに、カルガモでした。
一般的にカルガモは水辺の草地などの地上に、隠れるように巣を作る水鳥で、木の上に作ることは珍しく、桐原さんによるとこんなことは「前代未聞」だそうです。

米子水鳥公園 桐原佳介 統括指導員
「他にいい営巣場所がなかったんじゃないでしょうか。木の上といっても、普通に木の枝って感じではなくて、太い木の枝の上に落ち葉か何かが積もって土みたいになってて植物が生えている。細長い草地みたいになっているので、周りが丸見えってことを無視すれば、地上と変わらないのかなと。」