新潟県北地域で地域に密着した新聞を発行していた『村上新聞社』が、3日に事業を停止したうえで、新潟地方裁判所の新発田支部に自己破産を申請していたことがわかりました。民間の信用調査会社・帝国データバンクによりますと、約270名の債権者に対して約3300万円の負債額になるということです

村上市大町にある『村上新聞社』は1981年の設立以来、村上市や岩船郡といった新潟県北部地域の政治経済から、地元に関するスポーツや街角の話題まで幅広く扱い、他の日刊紙では伝えきれない“地域情報”の掲載を強みとしていました。

しかし近年は1000部ほどの発行にとどまるなど購読者数減少に歯止めはかからず、売上が伸びない中で債務超過の状態が続き、状況改善の見通しが立たなくなったものとみられています。