梅雨や台風など本格的な雨のシーズンを前に、高知県須崎市では浸水を防ぐため堤防や水門などの点検が行われています。
須崎市では梅雨や台風など本格的な雨のシーズンを前に、浸水を防ぐために堤防に設けられた開閉扉や水門などの点検を市内各地で行っています。5日は須崎市長や市の職員、消防署員らおよそ30人が参加し、須崎港にある「陸閘(りっこう)」と呼ばれる扉の開閉の点検を行いました。

陸閘は普段は扉が開かれていて訪れた人が堤防の先へ行くことができ、閉鎖時は海水が堤防の内側に侵入するのを防ぐ役割があります。須崎市によりますと陸閘は市内に106か所あり、2025年はこのうちおよそ90か所を点検します。大雨や津波などによる浸水害はいつ起きてもおかしくないため、いざという時に正常に作動するよう、定期的な点検が重要です。
(楠瀬耕作 須崎市長)
「須崎に限らず高知県の沿岸部はですね、海とともに生活・経済が成り立っています。例えば台風の高潮でありますとか、津波でありますとL1クラスの津波、それに対してしっかり防御していく」
6日は須崎港や浦ノ内湾などに設置されている水門や樋門(ひもん)の一斉点検が行われる予定です。