気温が上がるこれからの時期に活躍するのが「接触冷感」。そもそも「接触冷感」素材はなぜヒンヤリするのでしょうか?
接触冷感なぜ“ひんやり”? 選ぶコツは「Q-max」の数値

井上貴博キャスター:
そもそも接触冷感とは、物体に触れたときに肌が“冷たく感じる感覚”のことですが、熱伝導率を高くすると肌の熱を瞬時に奪うのでひんやりするということなんです。
物体やシャツ自体が冷たいわけではないんです。触った瞬間に「冷えている」と感じるのは、ただ単に熱を逃がしてくれているんですね。
レーヨンやキュプラなどの化学繊維は比較的、熱伝導率が高いと言われていて、こういった素材が使われています。

夏にかけて活躍する接触冷感グッズですが、例えばシャツ・下着類、寝具などは使ってる方も多いんじゃないでしょうか?
ベビーカーのシートも大変重要ですね。ほかにはマスクなどなど。皆さんは使っていますか?

山形純菜キャスター:
今使っていないので買いたいなと思っています。そろそろ暑くなってきたので。
高柳光希キャスター:
私はトレーニングするので、運動するときのウェアは冷感素材のものを使っています。
井上貴博キャスター:
引かれると思うんですが、私は真冬以外は冷感のものを敷いて寝ています。1年のうちの10か月くらい。真冬は羽毛布団を被るんですが、背中が冷えていると気持ちいいんですよ。
続いて、接触冷感の選び方ですが、表記を覚えていただけると便利かもしれません。厳密にはメーカーによって表記が違うところもありますが、大多数は「Q-max」という数値を使っています。

0が常温で、0.3くらいだと「ひんやりするな」と感じるぐらい。0.5までいくと「強力冷感」と言われています。
寝具メーカー「西川」の担当者に伺うと、Q-max値のほかに通気性・吸水速乾性、肌触りなども涼しさに影響するということですので、Q-maxだけを見て良い商品かどうかは一概には言えないですが、一つの指標としてぜひご覧になってみてください。

ちなみにカトーテック株式会社によりますと、スポンジのQ-max値は0.034、ガラスは0.5だそうです。確かにガラスは触ると冷たいですよね。ダイヤモンドとかは相当な数値だそうです。
出水キャスター:
大きいのは触ったことないからわからないですね。