交通事故で亡くなった4歳の男の子が大切に育てていたヒマワリの種が、事故をなくしたいという思いとともに全国で育てられるようになり、4日、鳥取県警察本部でも種まきが行われました。

ヒマワリの種は咲いた花から種を取るのを繰り返して、全国各地に広がりました。
鳥取県警察本部では青山本部長や県の島田くらしの安心局長らが、受け継がれたヒマワリの種をプランターに植えていきました。

2011年に交通事故で亡くなった京都府の4歳の男の子が大切に育てていたヒマワリを受け継ぐのが「ひまわりの絆プロジェクト」。
男の子が生きた証を残したいという両親の思いや、事故をなくしたいという思いとともに、京都府警から全国に広がりました。

鳥取県では2016年から警察本部のほか、各警察署や免許センターなどで育てられています。

鳥取県警察本部 山脇仁志被害者支援官
「県民の方がこのヒマワリを見て頂いて、男の子の気持ちを察して頂いて、被害者に対する思いやりとか、交通事故防止に気を付けて頂ければと思っています。」

ヒマワリは大きくなったら花壇に植え替えられ、こどもが亡くなるような交通事故をなくしたいという願いとともに、夏には大輪の花を咲かせます。