福島県郡山市は、在宅の寝たきり高齢者などを対象とした助成事業で、昨年度、紙おむつなどの購入に使える給付券(おむつ券)の一部を、誤って交付していたと発表しました。
郡山市の発表によりますと、紙おむつなどの購入に使用できる給付券の交付は、65歳以上で要介護1~5などのほか、利用者が「市民税非課税」であることが条件となっています。しかし、昨年度、書類審査の過程で、本来対象外となる「市民税課税者」の書類を対象者分に混ぜてしまい、その結果、誤って8人に給付券を計26万4000円分交付してしまったということです。
今年4月、昨年度誤って交付を受けた市民から「今年度分の給付券が届いていない」と市に問い合わせがあり、発覚しました。
誤って交付された給付券のうち、これまでに計16万9617円分が使用されていて、市は今後、誤って交付した8人に対し、説明をするとともに使用済み額の返還を求めていくということです。