「ガチガチしない」令和の銀行員スタイル

肥後銀行は2023年に女性行員の制服を廃止し、2025年5月から、すべての行員にスーツやネクタイの着用を義務付けない「ビジネスカジュアル」を導入しました。「基本はお客様に不快感を与えないこと」としつつ、多様化する従業員の声に応えます。

肥後銀行 人事部 村上貴志さん「TPOに合わせることと、個人の感覚で選択ができるという点で、従業員の選ぶ多様性を尊重する」

「ビジネスカジュアル」を導入して約1か月。社内の反応は?

肥後銀行水道町支店 坂田寛之支店長「今まで以上にゆったりとした気分。リフレッシュできる、あまりガチガチしていない点からすると、みんないい感じで仕事ができるのでは」

ただ、戸惑いもあるようです。

坂田支店長「どういった格好がいま世の中で流行っているのか、どこまでは許されるのか。今まではあまり朝から考えずにそのままぶら下がっているスーツを着ていけば良かったので、それからすると、ちょっとファッションセンスも問われるなと」

肥後銀行水道町支店 坂田支店長

(スタジオ)

記者:このような「服装の自由化」、どう受け止めますか?

青谷アンカー「服を『買う』『選ぶ』これは負担と思う人は多い気がします」

後生川アナ「自由であるがゆえに、どうしたら良いか分からない、という現象が起きそうです。制服に憧れてその職に就いたという人もいると思うので、自由過ぎるのもどうかな?と、ちょっと思っちゃいますね」

記者:難しいですよね。では、他の業界で働く人はどう思っているのでしょうか?街の声を聞いてみました。