◇6月4日(水)セ・パ交流戦/福岡ソフトバンクホークス(パ4位)vs 中日ドラゴンズ(セ5位)/みずほPayPayドーム
前日3日(火)にスタートした今年のセ・パ交流戦。初戦に完封勝ちを収め白星発進したソフトバンクが連勝するか、中日が勝利しタイに戻すか?
4日(水)の予告先発はソフトバンクが今日4日、25歳の誕生日を迎えた前田純投手(3年目・左投)対する中日が、去年までソフトバンクでプレーした三浦瑞樹投手(25歳・4年目・左投)だ。
先発マウンドを託される2人は、ともにソフトバンクの育成出身で去年7月24日に支配下登録を勝ち取った元チームメイト。前田投手は、支配下から2カ月後の9月に1軍デビューし、その試合でプロ初勝利を飾ったほか、2軍では最多勝(10勝)のタイトルを獲得した。
一方、三浦投手は8月にリリーフ投手としてマウンドに上がると、計5試合に登板し4被安打無失点。ランナーを背負っても粘りのピッチングで得点は許さなかった。また2軍では最優秀防御率(防御率1.60)のタイトルを獲得した。
ともに支配下&1軍デビューを果たし、ファームでタイトルを獲得するなど活躍を見せたが、シーズンオフに2人の運命は大きく変わった。三浦投手は戦力外通告を受け、育成契約を打診されるも拒否。その後中日と育成契約を結ぶと、4月に支配下登録を勝ち取った。
●三浦瑞樹投手 支配下会見コメント(一部抜粋)
「今年こそは絶対に、またプロ野球の世界で活躍するという気持ちを持ちながらキャンプに臨みました。その結果キャンプでもいい結果が出ましたし、自分の持ち味であるピッチングもしっかり出せていたのが良かったのかなと思います。どんな場面でもどんな場所でも思い切って投げるところを見せられるように、頑張ってやっていきたいです」
●井上一樹監督 会見でのコメント(一部抜粋)
「2軍監督をしていた時、ソフトバンクで彼の投げっぷりは知っていました。最初は育成から始まりましたが、支配下になるため本人の頑張り次第ですぐになれるのではと思っていました。僕の中でのキーワードは『ユーティリティ』そういった意味では三浦に関して言えば、困ったな先発がいないな、三浦行けよと、ロングリリーフ困ったな、三浦行け、1イニングのショートイニング、三浦行けよと、ある意味ユーティリティな存在になってほしい」
前田投手、三浦投手の今季の成績を見てみると、前田投手は7試合に先発し、1勝1敗、防御率2.29、被打率.230。一方、三浦投手は4試合に先発し、2勝0敗、防御率2.66、被打率.237と大きく差はない。
去年まで同じユニフォームに袖を通し、しのぎを削ってきた2人の対決に注目だ。














