山口県岩国市のアメリカ軍岩国基地に新たに配備されたステルス戦闘機F35Bの部隊について、山口県と岩国市は3日、展開期間など詳しい運用内容を再度、国に問い合わせました。
アメリカ軍岩国基地に5月上旬、県や市への事前の通告なしにF35Bの新たな部隊が配備されました。国は県と市の問い合わせに対しアメリカ側からの情報として「あくまで一時的な運用で機数の大きな変更はない」「地域への影響が生じるとは認識していない」と説明しました。しかし、展開の期間などの説明はありませんでした。
そのため岩国市の福田良彦市長は「情報が乏しく市民生活への影響を判断しかねる」と、改めて国に問い合わせる考えを示していました。今回は「一時的な運用」がいつまでなのか、また、部隊が増えるのに機数は変わらないとする根拠を示すよう求めています。
去年8月、国からは「海兵隊の機数は全体で10機程度減少する」との説明があったため、今回の配備との整合性も質問しています。福田市長は国からの回答を見て、市としての見解を示すとしています。