山口市にある県農業試験場跡地の利用について、基本計画の最終案が3日、示されました。有害物質が検出された土壌は、今年度中に除去を完了させる見込みというの内容が追加されました。
県と山口市による協議会で、基本計画の最終案が示されました。県農業試験場跡地の利用については2月、基本計画の素案が示され、東側には、交流の場となる「交流創造ゾーン」を囲むようにイベントなどが行われる「魅力創造ゾーン」。西側には、多世代が集まる「共生共創ゾーン」と、多様な人々の活躍の場となる「活力創造ゾーン」を配置するなどされていました。
最終案では、調査の結果、一部で基準値を超える鉛やヒ素が検出された土壌について、今年度中に除去を完了させる見込みという内容が追加されました。パブリックコメントでは、交通渋滞などの意見が寄せられ、対策としてう回看板の設置や交差点改良などを行う考えを示しました。
県やまぐち未来のまち開発室 大熊智美室長
「計画そのものの軸の修正には至らないんですけども、今後具体化する中で、市民、県民の皆さんからいただいたところも踏まえ、どういう機能を持ってくるかというところに生かしていきたいと考えています」
基本計画は、7月の公表を目指しています。