プロ野球・巨人で選手、監督として活躍し「ミスタープロ野球」として親しまれた長嶋茂雄さんが亡くなりました。
訃報を受けて盛岡市でも新聞の号外が配られました。

巨人終身名誉監督の長嶋茂雄さんは、3日午前6時39分、肺炎のため都内の病院で亡くなりました。89歳でした。
長嶋さんは1958年に巨人に入団し、打点王、本塁打王の2冠に輝き、新人王を獲得。大舞台での勝負強いバッティングと華麗な守備で多くのファンを魅了するとともに、その活躍から「ミスタープロ野球」の愛称で親しまれました。
そして1974年、現役引退の際には後楽園球場で「わが巨人軍は永久に不滅です」との名言を残しました。

こちらは、1991年9月に開催されたねんりんピックいわて大会に長嶋さんが出席した時の映像です。

(長嶋茂雄さんあいさつ)
「今や、まさにこの花の心と戦うスポーツの心が一体となりまして、ますますこの岩手大会が成功することを」

国民的人気を博した長嶋さんの死去を受けて、盛岡市では午後3時すぎに新聞の号外が配られ、通りかかった人たちが次々に受け取っていました。

(80代女性は)
「印象に残ってますよ。ずっと長嶋さんのニュースは見続けてましたよ。名手で名監督だね」

1973年と74年に岩手県営球場で行われた試合に出場した長嶋さんを見たという男性は当時の様子を振り返っていました。

(70代男性は)
「満員も満員。見てかっこうがよかった。皆さんに愛されていいじゃない」

号外を受け取った人たちは多くの人に愛された長嶋さんの長年の功績を称えていました。