(場内アナウンス)
「受賞者は報道局局長代理・三好聡浩さんです。ドキュメンタリーや映画制作で療育にも光をあて自閉症の啓蒙を行いました」

選奨を受賞したのは、愛媛県在住の自閉症の画家、石村嘉成(よしなり)さんに密着した6年間にわたるドキュメンタリー取材と、集大成として公開された映画「新居浜ひかり物語青いライオン」に伴う報道活動です。

障害を個性に変えて活躍する現在の石村さんと、石村さんに献身的な療育を行い、40歳の若さで亡くなった母親の有希子さん。石村家の療育を指導した医師らにスポットをあて、これまでに長編ドキュメンタリー8本と100回近くに及ぶニュースや企画を放送してきました。
これらの多角的な取り組みを自閉症の啓蒙につなげてきたことが評価されたものです。

(RSK山陽放送 記者 小林章子)
「本当にみんながひとつひとつのことを丁寧に大切に向き合って取り組んできた結果なのかなと思いますし、何より石村嘉成さんの魅力に引っ張っていただいて一つの形になったなという風にも思います」

(RSK山陽放送 社長 物部一宏)
「たまたま岡山で展覧会をされたのがきっかけでこういうお付き合いが始まって映画まで作らせてもらったので自閉症の子どもさんを持つご家庭に勇気を与えるきっかけになればと思っています。これからもずっと追いかけていきたいと思っています」
