4年に一度開かれる、国内最大級の菓子の博覧会が、5月30日から北海道旭川市で始まりました。初日には三笠宮家の彬子さまがご臨席されるなか、福島県の菓子工業組合が用意した114キロの巨大まんじゅうが会場を沸かせました。
「全国菓子大博覧会」は、明治から続く菓子の祭典で、北海道での開催は57年ぶりです。会場には、各地の名物みやげや大手メーカーの菓子など、およそ1200品が集まりました。
名誉ある最初のステージイベントを務めたのは、福島県の菓子工業組合です。三笠宮家の彬子さまがご臨席されるなか、用意されたのは114年前の第1回開催にちなんだ114キロの巨大なまんじゅうです。
製作を担当したのは、巨大まんじゅう作りのノウハウをもつ郡山市の老舗菓子店、柏屋です。今回は、名物の「薄皮饅頭」にして2533個分です。入刀したあとは、最大の見せ場のまんじゅう開き。柏屋のスタッフたちが慎重に大きなナイフを入れると、中から現れたのは…。

「オープン!ザ・シマエ大福まんじゅう!」
公式キャラクターの「シマエ大福」が登場!会場は沸きました。

会場では、まんじゅうの「お福分け」とともに、来年行われるふくしまデスティネーションキャンペーンに向けたPRなどが行われました。
柏屋・本名善兵衛会長「よかったですね。18時間かかって持ってきました。おまんじゅうのお福分けということで、みなさん非常にありがたいと、喜んで帰っていただいたと思います」
福島が存在感を見せたこの菓子博は、15日まで行われます。