「大きな間違い」「賛同します」県民からは賛否の声

3日に行われた米子市での説明会には、約50人が集まりました。

鳥取県教育委員会 美術館整備局 尾﨑信一郎 美術振興監
「我々美術館というのは、美術作品を作家が望む状態で展示する義務があります。ブリロというのは大量生産大量消費というのがこの作品の、ウォーホルの意図を正しく伝えるためにということ」


担当者による1時間あまりの説明が終わると、質疑応答では賛否の声が相次ぎました。

参加した県民は
「ポップアートとか意味すら分からない人が大多数。投資目的で買われたのであれば大きな間違いだと思います」
「貧乏県がお金をかけずにやるには、地元の県でもっとメジャーになるものを県の美術館が掘り起こして、次の世代に渡していくという責任があると思います」
「知見のある専門家の方々にお任せするのが良いと思うので、今回の事がなぜこんな大騒動になっているのかさっぱり分かりません。美術館が目指すものには賛同するし応援します」


鳥取県教育委員会 美術館整備局 梅田正彦 局長
「広く市民の方に直接、という機会が少なかったのは大変反省すべきところ。できれば年内に米子でもう一回説明会をさせていただきたいと思います」

県は今後も、各地での住民説明会を調整したいとしています。