警察官を名乗る手口の特殊詐欺被害が県内で相次いで確認され警察が注意を呼び掛けています。

警察によりますと、今回被害がわかったのは30代から50代までの女性が被害にあった3件の特殊詐欺です。

手口は電話を使ったもので、固定電話やスマートフォンに電話があり、自動音声ガイダンスが流れ担当者を名乗る人物が出た後に警察を名乗る人物に電話が変わるケースや、直接、警察を名乗る人物から電話があるケースもありました。

いずれの詐欺被害でも警察を名乗る人物が「ビデオ通話で捜査をする」などと言ってLINEのビデオ通話を求めてきます。

その後、「紙幣番号を調べる」などと言って指定口座への送金を求めてきたということです。

被害にあった3人はそれぞれ70万円から300万円をだまし取られました。

警察では、警察官を名乗る特殊詐欺被害が多発しているとして「警察官が現金を要求することはない」「SNSのビデオ通話で取り調べすることはない」と注意を呼び掛けています。