去年4月、職場の同僚だった女性の首をしめて殺害し、遺体を山梨県身延町の河川敷に遺棄したとされる男の初公判が行われ、男は起訴内容を認めました。

殺人や死体遺棄などの罪に問われているのは元団体職員 小棹将太被告36歳です。

起訴状などによりますと小棹被告は去年4月、職場の駐車場で同僚だった当時40歳の女性に対し殺意を持って首を両手で絞めるなど窒息死させ、遺体を身延町の河川敷に遺棄したなどとされています。

きょう甲府地裁で開かれた初公判で、裁判長から起訴内容について「内容に違っているところはありますか?」と聞かれると、小棹被告は「ありません」と述べ、起訴内容を認めました。
続く冒頭陳述で検察側は、女性は小棹被告に一方的に好意を寄せられ困惑していることを職場に相談していて、小棹被告は関係が元通りにならないのであれば殺すしかないと思ったなどと指摘。
弁護側は小棹被告は犯行当日、当初、話し合いをしようとしただけで突発的な犯行に近いなどと主張しました。
裁判は午後も行われます。