8か月ぶりの再開です。去年秋の猛暑で大量死した山口県下松市の「笠戸ひらめ」が先月から出荷が再開されるなか、地元の宿泊施設では2日からヒラメ料理を復活させました。
国民宿舎大城は地元の笠戸ひらめを使った料理が名物です。8か月ぶりに復活した笠戸ひらめの料理は、刺身のほかにしゃぶしゃぶや釜飯などがつく「宿泊プラン」の料理。ランチメニューの「笠戸ひらめ定食」は刺身や骨せんべいなどのセットです。
去年の秋に猛暑で水温が上昇し、養殖していたヒラメが大量に死に、先月7日から出荷が再開されました。
国民宿舎大城 二宮賀照料理長
「ようやくお客様に満足していただける一番おいしいサイズといわれる700グラムから800グラムのサイズのヒラメが出荷されるようになりましたので、一番おいしい料理を一番おいしい状況で召し上がってもらえると思います」
笠戸島で朝、水揚げされたばかりのヒラメは、新鮮で少し歯ごたえのある食感が味わえるのも特徴です。昼食時には、さっそく地元の人たちが訪れていました。
下松市内からの客
「肉厚で久しぶりに食べたので本当においしかった」
国民宿舎大城 保正秀幸支配人
「笠戸ひらめというイメージが強かったものですから、この8か月間は『ヒラメが食べたい』『いつ食べれるの』という声をたくさんもらいました。皆さんにお待たせしましたという気持ちがいっぱい」
週末には広島などからの予約も入っているそうで、大城では復活した「笠戸ひらめ」をPRしていきたいとしています。