【新潟水俣病被害者の会 事務局長 高野秀男さん】
「未救済の被害者への対応は、環境省として考えているんですかという質問です。端的に答えてください」

【浅尾慶一郎環境大臣】
「あの…、公健法の運用で対応しております ―」

被害者団体は、公健法の運用だけでは全員の救済につながらないと再三訴えていますが、この日の懇談の場では最後まで、「公健法の丁寧な運用」を繰り返す大臣と被害者団体との間に広がる溝は埋まりませんでした。

【司会者】
「最後に、大臣からご挨拶いただけたればと思います…」

「この場でお答えできるものについて、1つだけ申し上げますけれども、公健法の丁寧な運用ということを申し上げております」
「しっかりと、今まで以上に丁寧な運用ができるように、しっかりと指示を出していきたい…」