子どもたちの命を守る地道な取り組み

こうした事件などを受け鈴鹿市のこの幼稚園では去年から訓練を始め、ことしは実施時期を7月から1か月前倒ししました。

【非常ボタンのアナウンス】「車内に人がいます。確認してください」

高温の車内ではたとえ数分でも熱中症のリスクがあるため、子どもたちはためらわずにクラクションや非常ボタンなどで助けを呼ぶ方法を学びました。

(すずか幼稚園 太田久裕園長)
「6月から暑い。きょうも暑いので、一刻も早くやっておいた方がいいだろうと」

先月30日の金曜日には、東京の都営バスが終点に到着したあと10歳前後の女の子が約8分間、バスの中に置き去りに…。女の子の健康状態に問題はないということですが、あってはならないことが起きてしまいました。

これから迎える厳しい暑さの中で、万が一の場合でも子どもたちの命をいかに守るか…。地道な取り組みが行われています。