6月に入り気象庁の定義でも夏になりました。熱中症の危険性が高まる中、大分県内655か所に一時休憩所が開設されました。

本格的な海水浴シーズンを前に臼杵市の黒島キャンプ場では2日、海開きが行われました。平年より気温が低く、肌寒い一日となったため神事のみの実施となり、関係者がシーズン中の安全を祈願しました。

(臼杵市観光協会・亀井啓照会長)「今年も最高ランクをいただいてごらんのように大変きれいな海になっている。非常にのんびりした空気が楽しめますので皆さんぜひお越しください」

本格的な夏の到来に合わせて注意が必要になるのは熱中症です。

(井口キャスター)「6月に入り県内各地で熱中症一時休憩所が開設されています。青いのぼりが目印で、誰でも利用可能ということです」

県は危険な暑さから身を守るための「一時休憩所」を1日から開設しています。公共施設のほか薬局・コンビニなど趣旨に賛同した655か所が登録され、冷房の効いた室内で休むことができます。

(県健康政策 感染症対策課・池辺淑子課長)「長期予報で今年は暑くなるといわれていますので、熱中症のリスクの高い状況ということを注意していただきたいし、日ごろからの健康管理に活用してもらいたい」

5月1日から6月1日までのおよそ1か月間で、県内では51人が熱中症の疑いで救急搬送され、うち1人が重症、28人が中等症でした。

気温と湿度が上昇するこれからの季節、体調管理と熱中症対策がますます大切になります。