戻った日常 咲くか”復興の花”

ヒマワリの種を植えた後、地区の集会所に久しぶりのにぎわいが戻っていました。

市のコミュニティ支援事業を活用し、地区を離れた住民を招いたバーベキュー大会を企画したのです。

地区に残る花木尚子さん
「楽しいね。皆さんになかなか会えんから。すごい楽しい」

60年住んだ姿を離れ、4月に家族で高岡市へ引っ越した大崎岩男さんも参加しました。

地区を離れた大崎岩男さん
「周りも気心しれとるもんばっかりやし、やっぱりそこは安心というか。落ち着くよね。離れてても顔見たらすぐその時に戻れるからいい場所やなって。また次から何かあっても都合がつく限り来たいなとは思う」

姿では今後も定期的に離れた住民も参加できるイベントを企画する予定です。

山本譲治区長
「(地震後)コミュニティをとれることが今までなかったような気がしたので。楽しい思いをしてもらって。また姿の事を思い出してもらってこれからいい姿を作っていきたい」

久しぶりに戻ったかつての日常。

過疎化・高齢化が進む姿の住民たちは”復興の花”が咲くことを心待ちにしています。