広島駅の南側で、8月に開通する路面電車の高架部分が公開され、広島市の松井市長らが視察しました。

公開された路面電車の新ルート「駅前大橋線」の高架部分は、駅前通りから猿候川を越えて広島駅の駅ビル2階部分に乗り入れるまでのおよそ260メートルの区間です。

3年前の4月から始まった工事は、5月31日までに概ね完了しました。

高架部分には、下を通る大州通りの高さを確保するために、まくら木を使わず、レールを樹脂で固定して橋桁の厚みを抑えるなど、様々な技術が用いられています。

広島市 松井一實市長
「(乗り入れにより)広島の魅力を堪能していただける。そういう場所になればなと思っているところであります」

広島電鉄は6月から、「駅前大橋ルート」の試運転などを実施する予定で、路面電車のホーム部分は7月に完成し、駅前大橋ルートは8月3日に開通します。