能登半島地震から6月1日で1年5か月です。石川県との県境に位置し、被害の大きかった富山県氷見市姿地区では、住民らが公費解体で更地となった土地にひまわりの種を植えました。

きょうから氷見市で始まった「ひみ花プロジェクト」は、能登半島地震の被害が大きかった地域に花を植え、地域を活気づけようと氷見市が企画したものです。

地域住民「ちょっとでも明るくなればいいね」

地震の影響で3分の1の住民が地区を離れた姿地区では、地域コミュニティの維持と公費解体が進んだ更地の活用方法が課題となっています。

そこで氷見市は、姿地区の100平方メートルの更地を活用し、住民の憩いの場となるような、ヒマワリ畑を作ることに決めました。

きょうは地域住民や富山大学の学生らおよそ20人が集まり、450本のヒマワリの種を丁寧に植えていました。

住民:
「ヒマワリって太陽の花じゃない。きれいに咲いてくれればいいなっておもって」

富山大学の学生:
「ここがまた違う使われ方なんですけど、新しい使われ方として氷見の人だけじゃなくて、(他の地域の人にも)知ってもらって見てほしい」

姿地区の山本譲治区長
「家がなくても、ここが生まれ故郷であると、姿への思いがあると思うので。みなさんの心のよりどころというかヒマワリの輪を作りたい」