県は、児童・生徒が保護者などと平日に学校以外で学習活動を行う「ラーケーション」制度の試験的な導入に向けて取り組みを進めています。

「ラーケーション」とは、英語で「学び」を意味する「ラーニング」と「休暇」を意味する「バケーション」を組み合わせた造語で、児童・生徒が保護者などと平日に学校以外で行う学習活動を促進する制度です。

2023年度に愛知県で導入されて以降、全国的に広がりを見せている「ラーケーション」制度。

県内では、去年4月から座間味村が「ざまやすみ」として実施していて村内の小中学生は、年度内に最大3日間、「ラ―ケーション」に充てる休暇を取得できます。

県内では、宿泊・飲食業などに従事する人の割合が高く、保護者と子どもの休みが合わない家庭が多いことが、制度導入の背景にあるとしています。

▼玉城知事
「『ラーケーション制度』は、家族で過ごす時間の確保、校外での体験や探求活動を通した学びを促進するとともに、ワークライフバランスの充実、観光需要の平準化、地域経済の活性化などにも寄与することが期待されています」

県は、県教育委員会と検討を進め、早ければことし9月にも県立学校で試験的に導入したい考えで、将来的には全県的な展開を目指すとしています。