アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設をめぐり、今年2月から4月にかけて、地盤改良工事が原因とみられる基準値を超えた水の濁りが相次いで発生し、工事で使うくいの数を一時的に減らしていたことが分かりました。
これは先月30日、米軍普天間基地の辺野古への移設工事に伴う環境保全策を指導・助言する環境監視等委員会で報告されたものです。
沖縄防衛局によりますと、今年2月から4月にかけて、地盤改良工事が原因とみられる基準値を超えた水の濁りが3件発生。
濁りが発生した時は工事を一時中断し、くい打ちの数を減らして濁りが出ないように調整したということです。
工事への影響については、あくまで一時的な措置であり、工程が遅れるなどの影響はないとしています。また、委員から特段の指導や助言はありませんでした。
このほか、一時的に海砂を保管する「ストックバージ」と呼ばれる新たな船を大浦湾に常時係留し運用する方針が示されました。