50年以上にわたって通学路で子どもたちの安全を見守ってきた岩手県宮古市の交通指導隊員2人に感謝状が贈られました。



感謝状が贈られたのは、いずれも31日付で退任する宮古市交通指導隊隊長の津田重雄さん(84)=宮古市田老=と副隊長の舘下忠さん(81)=宮古市津軽石=の2人です。


津田さんは今から57年前の1968年に交通指導隊員となり年間200日以上、街頭に立って子どもたちを見守ってきました。この間担当する田老地区で小学生が犠牲となる交通死亡事故は起きていません。
(津田さん)
「今朝もね、子供たちと話をしてたんですよ。今日、今日津田さんはここもう終わりだから、これからも津田さんが言ったことをしっかり守って交通安全に気をつけてくださいねって」

舘下さんも52年間にわたって通学路での交通事故防止に取り組んできました。
(舘下さん)
「足腰は痛かったりしますが、年齢的なこともあっても、何とか勇退するまでは一生懸命やらなくちゃならないという考えでやりました。また隊長とも話し合いしながら『辞めるときは一緒ですよ』というような話してね」
2人は退任後も交通安全の活動に協力していくということです。