宇宙人のオブジェと一緒に楽しそうに写る長崎県五島市の男性。

制作した数100体。男性はなぜ宇宙人を作り続けるのか。

黒い瞳に、銀色に輝く体。

高さ80センチほどの宇宙人をイメージしたオブジェです。

「家族っすね」

「ヒロシくんとヒサシくん」

長崎県五島市の浦善範さん(45)。宇宙人に名前まで付けています。

どうして宇宙人のオブジェを作ることになったのでしょうか?

浦さん「貯金箱のなごりというかこれに蓋があって、これに体つけたらおもしろいかなと思ったのがつくった始まりだと思います」

頭は宇宙人の頭をかたどった貯金箱。体はアルミのテープを貼り付けたマネキンを使っています。

26年前から宇宙人のオブジェをつくりはじめ、その数、100体にのぼります。

お出かけするときも宇宙人と一緒。

魚釣りに連れて行くこともあるそうです。

浦さん「これで釣れたのがわかるんです。その場でアジを釣って、生きたまま仕掛けにつけて投げてたら、ぼくより宇宙人が釣る日があります」

観光客の女性「チーズ、あっちも撮った方が構えてて面白い」

浦さん「真ん中座ってくださいあそこに座ってください」

観光客の男性「いやあ、横浜から来たかいがありましたよ。宇宙人を制覇」

観光客の男性は首元を叩いて声を震わせながらあのセリフを…
「私は宇宙人ですよ(ワレワレハ宇宙人だ)」

浦さん「宇宙がめっちゃ好きなわけではないんです。ガチで宇宙が好きな人から話しかけられたら、ちょっとこっちが知識がないので苦しくなってくるんですね」

それでもNASA風の作業服は宇宙人を扱う時の正装なんだそう。

気になるところはたくさんありますが、浦さんには地元・五島を盛り上げるあるアイデアがあります。

浦さん「五島市内に88か所宇宙人置いてスタンプを押してまわったら、ぼくから宇宙人を作ってもらえる権利をプレゼントしたいなって、ある日突然、荷物を開けたら五島から宇宙人送ってくるみたいなのをしたいですね」