30日午後、青森市浪岡の小学校の校庭にクマ1頭が出没しました。校内にいた児童は、全員保護者と下校させるなど対応が取られました。

鳴海秀都 記者
「浪岡野沢小学校です。クマは校庭の校舎に近いところで目撃され、向こう側に移動していったということです」

30日午後3時半ごろ、青森市浪岡の浪岡野沢小学校で「クマ1頭がグラウンドを移動している」と、職員から警察に通報がありました。当時、校内では4~6年生の児童29人が授業を受けていて、学校は授業終了後、全員を保護者と一緒に下校させる対応を取りました。

クマは小学校の北側にある耕作地に移動し、けが人はいなかったということです。

市によりますと、その後午後4時過ぎにも小学校から北に約1kmの吉野田新溜池付近でクマ1頭の目撃情報があったということです。

浪岡野沢小学校は、週明けの月曜日も児童を送迎するよう保護者に協力を求めています。

青森市浪岡では、5月19日に中心部でクマの目撃情報が相次いでいました。

市は、小学校周辺を見回るとともに、広報車や防災無線で注意を呼びかけています。