達増拓也岩手県知事は備蓄米の放出によるコメの価格引き下げについて、生産者の収入を確保した適正な価格で購入できるよう政府に注文しました。

達増知事は30日の定例会見で、備蓄米の放出によってコメの価格を5キロ2000円台の引き下げを目指す小泉農林水産大臣の方針について次のように述べました。

(達増拓也 岩手県知事)
「5キロ2000円の備蓄米がどう売られるかに関心が集中し過ぎている。よりお求めやすい価格で消費者が買えるようにしてほしい」
小泉農林水産大臣は26日、政府の備蓄米30万トンを放出して、コメの価格を5キロあたり2000円台に引き下げると表明しました。
これに対して、達増知事は2000円台だと「農家の収入が確保できない」と指摘しました。

その上で5キロ3000円台が適正だとして、安定した価格で消費者に供給するよう政府に求めました。