死亡事故の賠償金を巡る裁判で、熊本市が和解する方針を明らかにしました。

2017年、熊本市が管理する県道で、倒木が乗用車を直撃し、運転していた当時32歳の男性が死亡しました。

この事故で、熊本市と土地の所有者3人に、管理を怠ったとして賠償が命じられ、市が約6000万円を遺族側に支払いました。

その後、市は「繰り返し伐採を求めていた」として、所有者側に全額を支払うよう求め、2024年2月に提訴していました。

市によりますと、熊本地裁が2025年3月「所有者が連帯して3000万円を市に支払う和解案」を提示し、双方が合意したということです。