カンボジアで、日本人20人以上が拘束された特殊詐欺拠点とみられる建物から、90台以上のスマートフォンやパソコンのほか、警察官の制服のようなものが押収されていたことが分かりました。

記者
「捜査当局が拠点に踏み込んだ際、通信機器など詐欺に使われたとみられる証拠品が多数、見つかったということです」

カンボジア北西部ポイペトで27日、日本人20人以上が現地当局に拘束された建物は、警察官をかたるうその電話をかける特殊詐欺の拠点だったとみられています。

その後の当局関係者への取材で、拠点からスマートフォン70台やパソコン24台が押収されていたことが新たに分かりました。

また、ニセの警察官の制服とみられる服や、警察手帳のようなものも見つかったということです。

日本では、警察官を名乗る人物から電話やビデオ通話を通じて金をだましとられる詐欺被害が急増していて、警察はカンボジアに捜査員を派遣して、実態を詳しく調べる方針です。